生徒への指導(2021年01月04日 更新)

こんにちは講師の今井です。

新型コロナによって今までの生活様式がガラッと変わった2020年も気が付くと終わりが近づいてきました。

生徒たちにとっては公募試験が終わり、共通テスト・一般試験に向けて勉強が始まりました。私の担当生徒は皆、私立志望という事もあって公募試験受けました。生徒にとって初めての大学受験という事もあって、勉強方針が定まっていないように感じました。そこで公募試験直前にどんなことを指導していたかについてご紹介します。

受験直前(2週間前)は受験生にとってやるべきことが多すぎるように感じますが、実際できることは少ないです。

特に「単語・熟語が分からない」や「数列・電磁気などの分野が苦手」などは、直前の短い期間に必死に取り組んでも気休め程度にならないと思います。そのため、生徒には➀過去問の傾向をつかむこと、➁戦略を立てることを意識するように指導していました。➀は問題の傾向というより、問題にかかる時間、問題の得点率というように、問題に対する自分の傾向を把握するという事です。

➁は➀で見つけた傾向に対し、短い期間で点数を上げるための戦略作りです。例えば文法問題が苦手だとしても、今から文法を総復習しても点はほとんど上がりません。知識を必要とする問題はすでにやっておくべきことで直前にするべきことではありません。内容一致や並び替えなど、知識以外の点で加点が狙えるところに絞るべきだと思います。また、時間配分も非常に重要で、時間をかけるべき問題とそうではない問題をはっきりさせ、自分に合った一番点が取りやすい時間配分を本番までに定着させることで点数は必ず上がります。

このように勉強方針の指導だけではなく、受験直前の時期は、過去問を分析して点を少しでも上げるために、生徒に合った戦略作りを行っていました。これからも少しでも点数をとれるようにサポートできることはすべてやっていきたいと思います。