生徒の成長を感じる瞬間
こんにちは!教務副主任の三浦です。
今日は私立文系の生徒が公募試験の過去問の問題で質問にきてくれました。
科目は現代文でその生徒が苦手な科目の一つです。質問の形式は傍線部の内容を問うものです。
問題の詳細はさておき、解法としては傍線部中の指示語の内容を把握し、その内容の否定を推論すれば解けるというものでした。
その生徒は指示語の指す内容を誤ってとっていたので誤った解答を選んでいました。
結果的に見れば間違えた解答を選んでいたわけですが、その生徒がどのようにして解答を選んだのかを聞いてみると、以前よりも推論の能力が高くなっていることに気づきました。
3週間ほど前、その生徒に現代文の基礎的な問題の解説を行ったところ、その生徒は自分で自分の選んだ解答の根拠を説明することができず、随分感覚で解いているようでした。
そこで私が普段使用しているテキストを再度読み直してくるように伝えました。
現代文で問われる問題はなんとなくではなく、しっかりと推論によって、確かな根拠をもって解くことが可能です。
テキストにはそのノウハウが丁寧に書かれています。ですからテキストを着実に理解していくことが大切です。
公募試験も間近に控えるこの時期に基礎に立ち戻ることはとても不安だったと思います。
しかし、その生徒は実際にしっかりテキストを再読し、今日その生徒とのやり取りの中で確かに問題を解く力が身についていることが分かりました。
私はその生徒が普段とても熱心に勉強していることを知っていたので、その生徒の成長を顕著にみられたことがとても嬉しく感じました。
生徒の成長を感じられる瞬間は私が塾講師の仕事をやっていてもっともやりがいを感じる瞬間です。
公募試験そして一般入試まで残りわずかですが、生徒が成長できるようベストをつくしていきたいと思います。