公募推薦の注意点
こんにちは、教務主任の中西です!
公募推薦が刻一刻と近づいています。今日は公募推薦についての注意点をお話します。
一つ目は、「公募推薦で合格して早く受験を終わらせたいと思っている人は要注意!」
たまに勘違いしている人がいますが、公募推薦はそんなに甘くありません。何と言っても一般受験に比べ倍率が跳ね上がるからです。
公募推薦は滑り止めの確保という意味合いが大きいため、関関同立を目指す受験生は産近甲龍を、産近甲龍を目指す人は摂神追桃を受験してくるので、結果的に一つ上を目指している受験生と戦うことになります。
なので、倍率もそうですが合格最低点も高くなりがちです。つまり、「公募で第一志望に合格して早く切り上げられる可能性はかなり低い」ということです。必ず一般の最後の最後までやり続ける気持ちで取り組んでください。
二つ目は、「一校しか受験しない・一日しか受験しない」です。
受験は何が起こるか分かりません。A判定B判定でも落ちます。E判定でも受かります。その日の問題がたまたま得意だったり苦手だったり、運も絡んでくるのは当然です。
そんな中で極端に少ない受験回数で公募に臨んでしまい、落ちてしまうとどうなるか…
一般入試で焦って滑り止めを大量に受けることになります。そうすると5日間連続で入試が続いたり、ハードスケジュールになるだけでなく、本命の大学の対策をしたいのに滑り止め校の対策にも時間をとられたり…
体力的にも精神的にも良いこと無しです。公募推薦は2校以上・複数日程の受験をオススメします。
最後に、「合格最低点を過去問で取れていても油断しないこと」です。
当たり前ですが本番は何があるか分かりません。思いのほかできなくて…本番で緊張して…ということは良く聞きます。
また、得点調整というものもあります。選択科目によって有利不利がでないよう、点数ではなく偏差値で採点するというシステムです。
仮に高得点をとれたとしても、受験生の平均点が高ければ偏差値が伸びず得点調整で不合格に…という可能性もないとは言い切れません。
いずれにせよ、合否を分けるのはたったの一問、たったの数点ですから最後まで基本にこだわって時間の許す限り徹底的に復習を行いましょう!