共通テストで問われる「思考力」とは?

こんにちは!教務副主任の三浦です。

いよいよ共通テストが始まりますね。

この時期になると自分が受験生のころを思い出します。
とても不安でめちゃくちゃ焦っていたのを覚えています。

受験生の皆さんも不安や焦りがあるかもしれないですね。

そんなときは是非身近な人とお話ししてみてください。

自分の不安を受け止めて励ましてもらうことはとても大切です。

また、受験生の周りの方も是非少しでいいので声を掛けてみてください。

ちょっとの励ましや応援がとても力になるはずです。

 

さて、今日は「思考力」と「論理的思考力」について書きます。

共通テストでは「思考力」を問う傾向が強くなっていると言われていますよね。

また、本屋に行くと、ロジカルシンキング、思考力に関する本が店頭に並んでいるのを見かけます。

テレビやネットなどでロジカルシンキング、論理的思考というキーワードを見たことがある人は多いのではないでしょうか。

一般に「思考力」と「論理的思考力」はごっちゃになって考えられているように思います。

しかし、実はこれらは異なる能力です。

「思考力」は思い付きの力であり、「論理的思考力」は思い付きを他者に理解してもらえるように、筋道立てて、無駄なく再構成する能力だといえます。

例えば、エジソンが電球を発明するためには思い付きの能力が必要であり、一方で電球の作り方を説明するには論理的思考力が必要となります。

さて、ここまで思考と論理的思考の違いについて説明してきましたが、受験生に必要とされる能力は圧倒的に後者です。

共通テストで問われるのは後者の「論理的思考力」であり、思い付きの力を試されているわけではありません。

そして、電球の作り方は訓練すれば誰でも説明できるように、論理的思考力は訓練すれば誰でも伸ばすことが可能です。

「論理的思考力」とは「説明力」であるということ。

単なる丸暗記ではなく、「説明できるかどうか」を意識して日々の勉強に取り組むことが、これからの入試に対応する力を身に付ける鍵になります。

と長々書きすぎたので今日はこのへんにしておきます。